sequenceDiagram autonumber actor 調査者 actor 参加者 調査者 ->> 参加者: 調査の趣旨を説明し、参加を募集・ご依頼します 調査者 ->> 参加者: (協力いただける場合)アンケートをお送りし、日程を調整します 参加者 ->> 調査者: 10分程度のアンケートに回答していただきます 調査者 ->> 参加者: ご回答を参照しながら、1-2時間のインタビューをさせていただきます 参加者 ->> 調査者: 説明書を確認し、同意欄に署名していただきます 調査者 ->> 参加者: 署名を確認し、謝礼をお支払いします Note over 調査者, 参加者: 完了!(※希望者には、文字起こしや成果物を後日お送りします)
外国にルーツをもつ若者の生活と意識に関する調査
プロジェクトの趣旨
在日外国人の定住化や国際結婚の増加にともない、外国出身・外国人の両親を持ついわゆる「第2世代」「移民2世」の人びとや、外国出身・外国人の親と日本出身の親を持ついわゆる「ハーフ」「ミックス」「ダブル」の人びとの存在感が増しています。学校の友人や近所の隣人や職場の同僚のなかに当事者がいる、メディアや広告のなかでスポーツ選手や芸能人を見かける、といったことも珍しくないでしょう。最新の人口推計では、こうした人々に外国籍者や帰化者も含めた外国にルーツをもつ人々の割合は2015年には2.6%だったのが、2040年には6.4%、そして2065年には11.7%に達するとも予測されています1。
近年では、SNSでのハーフ・ミックスや第2世代の当事者による情報発信もみられるようになっています。たとえば、以下の動画では、それぞれ、在日中国人第2世代、アメリカ人とのハーフの方々が自らのルーツや経験について語っています。ここで紹介している以外にも、国も人種もさまざまな人々が情報を発信しています。
その一方で、第2世代やハーフ/ミックスの人びとがどんな日常生活を営んでいるのか、国・民族・人種・性別・家庭環境…等々の多様な背景がかれらの生活や意識にどんな影響を与えているのかについては、ほとんど明らかになっていません。こうした現実を理解することは、今後ますます外国にルーツをもつ人たちが増加していく日本社会の未来を考えていくためにも、重要な課題になっています。
こうした課題に取り組むため、「外国にルーツをもつ若者の生活と意識に関する調査」プロジェクトを開始しました。
このプロジェクトでは、ご両親のいずれかが外国人・外国出身の方々(いわゆるハーフ・ミックス)、またご両親とも外国人・外国出身の方々(いわゆる2世・第2世代)に調査へのご参加を募集しております。日々の生活やこれまでの人生のなかでの外国ルーツに関連してどんなことを経験してきたか、それが自分の人間関係や意識などにどう関係しているかについて、お話を聞かせていただいております。
調査の担当者
この調査プロジェクトは、以下の2名が運営しています。
有賀 ゆうアニース Yu-Anis ARUGA(大阪公立大学特別研究員, 早稲田大学ほか兼任講師)
アドレス: yaarugannw [at] gmail.com
プロフィール: https://yaaruga.github.io/hp/about.html
佐藤 祐菜 Yuna SATO(慶應義塾大学大学院博士後期課程, 立教大学ほか兼任講師)
アドレス: yunasato[at]95keio.jp
プロフィール: https://researchmap.jp/yun_sato
参加者の募集
このプロジェクトでは、外国にルーツをもつ若者で、調査に参加していただける方を募集しています。「外国にルーツをもつ若者」とは、以下の条件に合致する人びとを指しています。
- 父・母ともに外国生まれであること(いわゆる第2世代・2世の方々)、もしくは父か母のどちらかだけが外国生まれであること(いわゆるハーフ、ミックス、ダブルの方々)。
- 日本でずっと暮らしていること。あるいは一定期間は日本で暮らした経験があること。
- 1980年以後に生まれていること。
質問事項
調査に参加いただける方には、以下のようなことについてお聞きします。
- 外国にルーツやつながりがあることで良かったことや苦労したこと
- ふだんの人間関係、ライフスタイル
- 日常生活のどんな場面で外国にルーツ・つながりがあることや、自分の民族的・人種的背景を意識するか
- 日本人や日本の社会、自分のルーツについて感じていること
調査への参加にあたって
以下は、調査への参加にあたってのポイントです。
- 事前に基本的な情報に関するアンケート(10分程度で回答いただけます)に回答いただいた後に、1〜2時間程度のインタビューをご依頼します。
- インタビューは対面、もしくはオンラインのどちらかで実施します。調査担当者がいずれも南関東に居住しているため、遠方の場合はオンラインをお願いすることがあります。
- 答えたくない質問に答える必要はありません。途中でインタビューをやめたくなった場合は、いつでもやめることができます。一度話してしまったけれど記録してほしくない(オフレコにしてほしい)場合も、対応することができます。
- アンケートやインタビューの内容はプライバシー保護のため匿名化されます。内容が研究目的以外で用いられることはなく、パスワードつきのハードディスク上で厳重に管理されます。
- 研究成果は、学会発表、論文、書籍などの形で公表されます。希望する方には、研究成果が出た際に、メールやメッセージで共有します。
- 調査に参加していただいた後には、謝礼として、アルバイトの給料程度のギフトカードをお渡しします。謝礼をお渡しする際には、同意書への署名をお願いしております。
- このプロジェクトは、独立行政法人日本学術振興会の研究助成(課題番号 24KJ0187)、ならびに大阪公立大学経済学研究科の研究倫理審査委員会による承認を受けています。
調査への参加の流れは以下の図の通りです。
これまでの研究成果
- 有賀ゆうアニース,2022,「「ハーフ」の身体とファッション・メイク――「#和顔ハーフ」から考える」『ZOZO NEXT FASHION TECH NEWS』 Link
- 佐藤祐菜・有賀ゆうアニース,2022(11月12日),「「ハーフ」の文化社会学に向けて:複数の人種的背景を持つ若者の文化実践についての探索的調査」日本社会学会大会第95回大会.Link
- Sato, Yuna. and Yu-Anis Aruga, 2023, Cultural participation and Identities of Multiethnic and Multiracial Youth in Japan,” XX ISA World Congress of Sociology. (Online)
- 朝日新聞,2024,「「ハーフ」当事者たち、差別経験の語られ方 SNS分析で見えた葛藤」『朝日新聞デジタル』2月28日 Link
- 有賀ゆうアニース,2024(6月16日),「メディア利用とエスノ人種的境界:インタビューデータの探索的分析から」日本メディア学会2024年度春季大会.Link
お問い合わせ・申し込み
お問い合わせ・お申し込みにあたっては、以下の窓口からお気軽にご連絡ください。
Footnotes
是川夕, 2018,「日本における国際人口移動転換とその中長期的展望:日本特殊論を超えて」 『移民政策研究』 10: 13–28.↩︎